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 CEO Message

 2022年になりました。昨年は日本がレガシーにすべき東京オリンピックが中途半端で終わり、相変わらずの無意味なコロナ騒動で極めて残念な1年となりました。大みそかに銀座三越の総菜売り場に行ったのですが、例年以上押し合いへし合いの大混雑。それまでの反動で皆さんの購買意欲は異常に高まっている模様で、私のように自粛無視でやってきた人間は「今まで何だったん?コロナ怖ければオミクロンも出てきたしずっと巣ごもりしとればえーじゃん」なんて不埒な思いに捉われていたのでした。

 

 1月6日は都心でも久々に雪が積もりました。10㎝の積雪は4年ぶりだそうです。その日は神田大明神に商売繁盛を祈願し蕎麦屋に立ち寄ったのですが、コロナ対策で雪なのに入り口を開けており、コートを着込んでも震えながらの熱燗でした。

 これに伴って東京電力が関西電力などから200万キロワット、原発2基分の電力融通を受けたとのこと。通常の冬の使用率が80%のところ、雪の勢いが増した午後3時には97%まで上昇したそうです。この一因となっているのが太陽光。電気は需要と供給をバランスさせなければなりませんが、太陽光の導入が進み昨日の様に雪だったりすると極端な供給不足になるのです。加えて日本は大手電力会社がエリアごとに供給体制を整備してきたため、地域間の送電網が脆弱なのです。

 

 再エネ導入に備えての送電網の整備は、政府も本腰を入れて取り組み始めたようです。我々もアフターFITに取り組み始め、太陽光発電に適した土地の手当てに再び動いております。今はまだ再エネ購入サイドの提示価格が低すぎ厳しいのですが、数年後は再エネの取り合いになり価格が上昇して商売になると踏んでいて、それに対する投資です。しかしながら現状、日射条件の良い土地があっても東京電力送電網の容量が無いのが大問題。このままでは太陽光を増やすのは困難。コロナでバラまく無駄金を全部送電網強化に振り向け、掛け声だけでない脱炭素社会を実現させて頂きたいと願う今日この頃です。

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